医療脱毛で使用されるレーザー機器にソプラノチタニウムという蓄熱方式の脱毛機があるのをご存知でしょうか?
ソプラノチタニウムは、蓄熱脱毛方式(SHR)を採用しています。 この方式は、低フルエンス(出力)のレーザーを1秒間に10回、繰り返し照射することで皮下に熱を蓄積させて毛を生やす信号を出すエリア(バルジ領域)を破壊し脱毛する方式です。
レーザー照射により脱毛を行う点は従来のものと同じですが、低出力のレーザーを連続して照射することで毛根の部分に熱を蓄える蓄熱式を採用することによって、それまでのものより痛みが少なく、より高い効果が得られるなどの利点があります。
他にも多くのメリットがあり、これまでは不向きとされてきた肌質にも幅広く対応できるなどの特徴を持っています。
以下にてソプラノチタニウムがどの様に効果があるのかを実体験を含めてご紹介しますので是非ご覧ください。
ソプラノチタニウムの技術的評価や口コミを調査して効果ないかどうかを検証!
はじめまして、永久脱毛を目指して脱毛研究をしているゆきのといいます。脱毛経験歴3年です。
美容サロンから始めて、脱毛器やワックス等色々な方法を試してみて医療脱毛でしか永久脱毛は実現できないことを知りました。
今日は、私の脱毛失敗談を交えながら、ソプラノチタニウムが効果ないのか検証してみたいと思います。
結論からお伝えすると、ソプラノチタニウムは、蓄熱方式の脱毛機であり、減毛の効果は早く現れますが、永久脱毛するには回数を重ねる必要がある医療レーザー脱毛機であると言えます。
永久脱毛とは?
FDA(アメリカ食品医薬品局) によると、『一定の脱毛施術を行った後に再発毛する本数が、長期間において減少し、その状態が長期間に渡って維持されること』とされています。
※FDA:米国の政府機関で、日本の厚生労働省に相当します。
はじめに、ソプラノチタニウムがどういった医療脱毛機であるかご説明します。
ソプラノチタニウムの背景
ソプラノチタニウムは、イスラエルに本社を置く、医療・美容機器の販売実績では世界のトップ5に入るアルマレーザー社が開発した蓄熱方式の医療脱毛機です。
アルマレーザー社は皮膚の若返り、表面再生、傷跡治療における新たな基準を確立するための強力なテクノロジーの開発をおこなっており、完全にカスタマイズ可能な比率でレーザー波長をミックスする技術を開発しています。
アルマレーザー社独自の SHRテクノロジー(蓄熱式)は、臨床的に証明された唯一の実質的に痛みのないレーザー脱毛方法です。
年 | 機種名 | 内容 |
2008年 | ソプラノアイス Soprano ICE |
ダイオード蓄熱式として登場 |
2014年 | ソプラノアイスプラチナム Soprano ICE Platinum |
ダイオード、アレキサンドライト、ヤグレーザーのハンドピースに交換できる蓄熱式として登場 照射口が2cm2のハンドピース |
2019年 | ソプラノ チタニウム oprano Titanium |
4cm2と2cm2の両方のハンドピースがセッティングされていて使い分けが可能 |
蓄熱式は、歴史が浅いため熱破壊式の方が脱毛効果が優れているという論調がありますが、2008年に既にソプラノアイスが登場していたことを考えると、そのような主張には無理があります。
蓄熱式はすでに新しいとは言えないほど長い歴史があると言えます。
また現在では、ダイオードレーザーのみでなくアレキサンドライトやヤグレーザーも使用できるようになったので、効果が出る痛みの少ない脱毛方式てして認知されてきています。
尚、ソプラノチタニウムは、厚生労働省の薬事承認は得ていないものの、ほぼ同等であるFDA承認の脱毛機です。
ソプラノチタニウムの特長
従来の蓄熱式の幅広い毛質と肌質に対応可能な「マルチな性質」は引き継ぎつつ、より濃く根深い毛へのアプローチに優れた機種に進化しました。
しかも!照射スピードも格段に上がったので、大幅に施術時間が短縮しています。
産毛・色黒肌はもちろん、濃い毛や根深い毛にも高い効果を発揮する脱毛機です。
ソプラノチタニウムは以下の4つの特長を持っています。
- 3種類のレーザーをブレンド照射:3種類のレーザーを同時にブレンド配合して照射
- 熱破壊式脱毛機に比べて痛みが軽減:照射能力が最速な1秒間に10回照射することができる蓄熱式によりバルジ領域を破壊するので痛みが少ない(温かい感覚)
- 大きなスポットサイズ:大きなスポットサイズのハンドピースは4cm2と2cm2の両方が設置されており、全身を一度の施術で実施することが可能
- すべての肌と毛に対応:細めの毛や産毛でも対応、肌色や毛色が濃い人も可能
以前は、蓄熱式は低出力であるために照射時間が長時間でした。そのため、熱破壊式にに照射速度で負けないようにするために、各クリニックにて照射量を減らしてしまう行為が多発していました。
そのため、蓄熱式は効果が弱いと言われておりましたが、ソプラノチタニウムは照射速度の向上と照射面積の拡大により、照射能力はそのままで熱破壊式に負けない処理速度を実現できる様になりました。
ソプラノチタニウムは、脱毛方式は蓄熱式でありながら、冷却機能が付いており、施術時の痛みは少ないです。
3種類のレーザーをブレンド照射
ソプラノチタニウムは、3つの波長をミックスしてしまった3波長の蓄熱式レーザー脱毛機です。
脱毛の質が高く、照射速度も速く、痛みも少ないという魔法のようなレーザー機器です。
独自のトリプル波長(アレキサンドライト:755nm、ダイオード:810nm、ヤグレーザー:1064nm)を組み合わせて同時に放射できる脱毛機で、多様な脱毛ニーズに対応対応しています。
ソプラノチタニウムでは、従来から脱毛に使われていた3種類の異なる波長を持つレーザーを同時にブレンドして照射することで、毛包内の異なる組織深さと解剖学的構造をターゲットにします。
脱毛レーザーはそれぞれ皮膚の内部に届く深さが異なっているため、剛毛、産毛、色黒、根深い毛根など人によって違いのある毛質や肌質に幅広く対応し、効果を見込むことができます。
ダイオードレーザ―は全スキンタイプ及び毛を対象とした長期的な脱毛における安全性および有効性が示されており、特に日本人の肌質や毛質に適していると言われています。
標的であるメラニン色素は、波長805nmの方が1,064nmのレーザーよりも3~4倍の量のエネルギーを吸収するため、低出力で照射ができ、レーザー照射による痛みも軽減されます。
しかし、色素の濃い部分(乳輪周り等)やヒゲ等には1,064nmの波長の方がより適しているため、ブレンド照射は有効な手段と言えます。
熱破壊式脱毛機に比べて痛みが軽減
ソプラノチタニウムは、蓄熱によりバルジ領域を破壊するため、熱破壊式と比較して痛みが軽減されています。
バルジ領域とは毛を生やす信号を発生させる細胞エリアのことで、いわば発毛の司令塔とも言える領域です。
ソプラノチタニウムは低出力のレーザーを高速で連続照射できるのが特徴で、そのことにより皮下に熱を蓄積させることができます。
この蓄熱によって発毛の元となっているバルジ領域を十分に破壊することができるのです。
ソプラノチタニウムが採用している蓄熱式は低出力で広い範囲に連続照射して熱を溜めていく方式なので、熱破壊式に比べて痛みを軽減できるというメリットがあるのです。
熱破壊式と蓄熱式の違いを詳しく知りたい方は、以下の記事を参照願います。
大きなスポットサイズ
一般的に細めの毛や産毛のように薄い毛はメラニン色素が薄いため、これまでのような形式ではレーザーがメラニンと反応しづらく、あまり向いていないとされていました。
しかしソプラノチタニウムでは広い範囲の毛包全体に熱を蓄えていく方式であるため、産毛や細めの毛であっても十分に効果を発揮できます。
ソプラノ チタニウムは、身体の広い領域に使用できる特に大きなスポット サイズを備えた、ユニークで効率的な多くの種類のハンドピースが用意されています。
以下に代表的な3つのハンドピースを紹介します。
ハンドピース | 特長 |
トリオハンドピースは、スポットサイズ2cmx2cmのハンドピースで狭いエリアから腕・足まで対応が可能です。 | |
クアトロハンドピースは、トリオハンドピースの2倍のスポットサイズでさらに広いエリア(背中・お腹等)をよりスピーディーに施術可能です。
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フェーシャルチップハンドピースは、眉・耳・鼻周辺など細かい部位の脱毛をするためのものです。
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これらの画期的なハンドピースにより、治療時間が大幅に短縮され、患者にとってより快適な脱毛が保証されています。
すべての肌と毛に対応
レーザー脱毛はメラニン色素にレーザーを反応させるメカニズムであるため、従来の高出力レーザーでは肌色や毛色が濃い人に対しては反応が強すぎてダメージを残してしまうリスクがありました。
ソプラノチタニウムは、低出力レーザーを連続照射する仕組みのためダメージが少なく、また熱量もコントロールしやすいため、そういった悩みを持つ人たちでも利用することができます。
ソプラノチタニウムのメリット/デメリット
ソプラノチタニウムのメリット
ソプラノチタニウムの主なメリットは以下の通りです。
- 低出力レーザーを広い範囲に連続照射する蓄熱方式のため、施術の痛みが少なくて済む
- 照射範囲が従来に比べて広いため、施術時間を短縮できる
- 剛毛はもちろん産毛、細毛、薄毛まであらゆる毛質に対応している
- メラニン色素に反応させて熱を伝える方式でないため、幅広い毛質、肌色に対応。
- FDAの承認を受けているので安全な脱毛機であり、安心。
従来の脱毛機では脱毛施術を受けられなかった方でも、ソプラノチタニウムなら脱毛できる可能性があります。
設定変更を行うことで、熱破壊式としての照射も可能となります。
(アリシアクリニックでは、お客様の肌質・毛質に合わせて、照射してくれます。)
ソプラノチタニウムのデメリット
ソプラノチタニウムの主なデメリットは以下の通りです。
- 効果を実感できる様になるまでに少し時間がかかる
ソプラノチタニウムの口コミや評判は?
ソプラノチタニウムの口コミ評価
ブランクリニックとアリシアクリニックどちらが効果ありますか? それぞれ5回行いたいと思っています。 全身とvioです。
医療脱毛で悩んでます。
今色々調べた結果、リゼクリニックかじぶんクリニック(現在はアリシアクリニックに統合されました)で迷ってます。
■リゼクリニック
全身+顔+VIO 合計5回 198.000円 顔も脱毛してくれるのが嬉しい。痛みはあるが効果はとてもあると書いてあった。剃り残し無料。少し高いのが悩みどころ。
■アリシアクリニック(旧じぶんクリニック)
全身+VIO 合計7回 123.600円 痛み少ない。7回あるのに値段が安い。剃り残し無料と痛みが少ないところに惹かれたけど顔がないから悩む。
その他のクリニックの情報は受け付けてません。 このふたつのどちらか行ったことある方、聞いたことある情報を教えて欲しいです。
毛深いのでツルツルになるまでとても回数がいるのが分かってるのでツルツルまで望んでません。処理が楽になればいいな程度です。VIOは全部ではなくうすく少し残したいです。
リゼはラシャ、メディオスター、ジェントルヤグの3種類の機械がありますが、客側が選ぶことはできません。
ラシャは比較的新しい機械で実績が少なく、評判はどちらかといえば悪いです。
毛の濃い部分にはヤグを使うという話もあります。
メディオスターは実績がありますが、蓄熱式なので合わないと微妙です。
一般的に、機械を選べない、向こうの都合で決められる(空いているものに回される)のは不利になり得えます。
「痛みはあるが効果はとてもある」というのがどこに書いてあったのか分かりませんが、痛みの出る傾向のある熱破壊の機械に当たる確率はそう高くないと思います。
アリシアクリニック(旧じぶんクリニック)はソプラノチタニウムのみです。
痛みが少ないこと、施術時間が短いことを強調しており、丁寧な施術が期待できます。
どちらも低価格帯のクリニックなので、出力はあまり上がらないと思います。
これらのクリニックで、5回や7回でどの程度毛が減るのかは分かりません。
機械が合わなかったり、出力が低い、施術が雑だと、毛が全然抜けないこともあるので、何回か無駄になることもわりとよくあります。
そういったときに、強く出力上げを求めたり、きっぱり解約できる人はいいと思いますが、ずるずる続けてお金の無駄になることもあります。
脱毛について 医療法人大美会 大美会クリニック神戸院かブランクリニックに通おうと思っているのですが、どっちの方がいいと思いますか?
ブランが蓄熱式で大美会が熱破壊式のジェントルマックスプロの機械取り扱ってます。
やっぱり熱破壊式の方がいいですよね??
ちなみにブランクリニックにはすでにカウンセリング行ってるので紹介のURLとかいらないです×
であれば、熱破壊式の大美会という所の方が良い気がします。
蓄熱式でも効果はありますが、ブランが使用しているメディオスターというマシンより評判の高いものがあることを考えると、少し役不足感が否めません。
ソプラノチタニウム(レジーナやアリシア等の多店舗クリニックで採用)の方が評価が高いと見受けられるので、よく検討されるのが良いかと。
ソプラノチタニウム、全然痛くなかった…
光脱毛で「い゛んっ!!」てなるほど痛かったVIOが全然痛くなかった…
冷たいジェルの感覚+あったかい感覚 クルクルされるだけで、痛みなかった…(2度言う)
アリシアクリニック(旧じぶんクリニック)の機械はソプラノチタニウム。
よく医療脱毛は痛い❗️って聞くイメージだけど、これは本当に痛くない🥰❣️❣️
そして効果もちゃんとあるのでおすすめです😊
敏感肌や日焼け肌やシミや小さなホクロは照射できます
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ソプラノチタニウムの効果が期待できる施術回数
医療レーザー脱毛の場合は通常5~8回を目安に考えるのが普通です。個人差はありますが、ソプラノチタニウムもその位の回数は必要であると考えてください。
脱毛に必要な回数や期間については、脱毛機の性能に依存するものではなく、各個人の毛周期に従って決める必要があります。(出力については依存します。)
良く世間の、広告等では、
- 蓄熱式なので1ヶ月で何回でも脱毛可能です。
- 毛が生えて無い状態でもレーザー照射することが可能です。
などと宣伝されているものが見られますが、これらは本来違法な誇大広告です。
毛周期に従わないで短期間で脱毛すると、一時的には綺麗なツルスベ肌にはなりますが、必ず後から毛が再び生えてきますので、一生永久脱毛は叶いません。
以下に毛周期に従った脱毛回数と期間を紹介していますのでご参照下さい。
騙されない様にして下さい(注意喚起!)
何もソプラノチタニウムに限った事では無いのですが、レーザーの出力や効果はクリニックの医師が患者との間でカウンセリングして、肌の色や質等を見てレーザーの出力強度や施術する機械を決めるのが一般的な方法です。
良心的で上手な医師であれば、カウンセリングの時に、あなたに合った最適な機械と施術回数を教えてくれる事でしょう。又、看護師さんも毛の生え具合や肌の状態をみて適切な施術、アドバイスを実施してくれます。
しなしながら、中には悪質なクリニックも多数存在しているのが実情です。
例えば、
- そもそも美容サロンであって医療クリニックではない。
- 医療資格を持っていないスタッフが施術を行う。
- レーザーの出力を強くして短時間で施術を実施することにより回転率を上げている
- レーザーの出力を低くすることにより、脱毛効果を弱めてできるだけ通う回数を増やす。
- レーザーの照射位置がいい加減で、照射完了した部分にを何回も照射する。
などが上げられます。
医療脱毛は医術です。正しい用法、要領を守らないと、酷い痛みや熱傷等が発生してしまうことがあります。
しっかりと医師と相談して施術回数を決めてください。また、少しでも気になる事があったらどんなことでも医師に確認することをおすすめします。
まとめ
- 痛みが苦手な人
- 日焼け肌や色黒の人
- 産毛から剛毛まで幅広い毛質を脱毛したい人
- 脱毛1回あたりの施術時間を短く早く終わらせたい人
- 短時間で脱毛を終えたいかた
- 産毛、薄毛、日焼け肌などで処理をしたい人
- レーザー照射時の痛みが怖くて脱毛施術を受けられなかった人
大手クリニックの中で、ソプラノチタニウムを導入しているのはアリシアクリニック、レジーナクリニック等比較的多くのクリニックが取り扱っています。
尚、アリシアクリニックは、ソプラノチタニウム以外にもスプレンダーX、ライトシェアデュエットを扱っており、自分で選ぶことが可能なのでおすすめです。
脱毛料金が安く、当日キャンセル料が無料と、嬉しいサービスが充実しています。
アリシアクリニックの詳細については以下をご確認下さい。