医療脱毛で抜けるまでの期間は?毛周期をベースに最適脱毛周期を提案

脱毛の豆知識
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医療脱毛を考えた時に、何回で、どのくらいの期間で脱毛が終わるのか不安になりますよね。

脱毛回数により費用も時間も掛かってしまうし、何より後何回か解らないと不安が残ります。

最初の脱毛自体は、タイミングは問題ありませんが、2回目以降のタイミングは非常に重要です。

タイミングを完璧に合わせることができれば、理論上は5回の施術で永久脱毛できます。

脱毛周期と毛が生える周期を上手に合わせることが重要です。

以下では、そんな毛が生える周期と、脱毛時期についての情報をお伝えします。

 

毛の生える時期と脱毛タイミングの関係

医療レーザー脱毛の治療は1回では終わらず、複数回施術を受けなければいけません。

ただし、1回の治療でも効果がないわけではありません。ほとんどの場合、施術を受ける回数が増えれば増えるほど脱毛効果は高くなります。

回数を抑えるために、毛の生える周期(毛周期)を考慮して脱毛タイミングを決定する方法をお伝えします。

 

 最適な脱毛タイミングはこれだ!正しい脱毛時期を推定

以下に最適と考えられる脱毛間隔をご紹介します。

尚、回数については、毛周期が正しく合致すれば、以下の表で永久脱毛が実現可能かと思います。(あくまでも理論値なので、実際の状況に合せて調整は必要です。)

脱毛間隔必要な回数期間
部位2~5
回目
6回目
以降
※1
80%
永久
脱毛

※2
80%
永久
脱毛

※2
全身3ヶ月4ヶ月
以上
5回8~10
回位
約1年2年~
3年
腕・脚2ヶ月3ヶ月
以上
5回8~10
回位
約8か月1.5年~
2年
2ヶ月3ヶ月
以上
5回8~10
回位
約8か月1.5年~
2年
1.5ヶ月2ヶ月
以上
8回10~15
回位
約1年1.5年~
2.5年
VIO2ヶ月3か月
以上
8回10~12
回位
約1年1.5年~
2年
※1:6回目以降については、毛の生え具合を確認しながらある程度生えるのを待って実施下さい。
※2:永久脱毛とは、FDAによると「一定の脱毛施術を行った後に再発毛する本数が、長期間において減少し、その状態が長期間に渡って維持されること」と定義されています。

 

脱毛の間隔をなぜ開けるのか

医療脱毛で間隔を空けるのは、毛には「毛周期」という毛の生え替わりのサイクルがあるためです。

毛周期を無視して通っても効果は薄く、詰めてたくさん通えば早く終わるというわけではないので、注意してください。

稀に、

  • 「毛周期」を考慮しなくても短期間で脱毛できます
  • 最新型の脱毛機を使用しているため1ヶ月毎に脱毛可能です。
  • 蓄熱式を採用しているから、短期間で脱毛可能です。
  • 最短1か月ごとに予約可能!
  • ヤグレーザーを使用しているので毛根を直接破壊するので毛周期は関係ありません

等の宣伝を見かけることがありますが、あれは、全て嘘です。

人の体毛は通常20%位しか表面にででておらす、残りの80%は生えてきていない状態です。

毛は必ず後述する「毛周期」に従って生え変わるので、レーザー脱毛では生えていない状態の毛を脱毛することはできません。(レーザー脱毛は基本的に、メラニンに反応させて脱毛する方式なので毛が生えてないとメラニン自体が存在しません。又、電気脱毛であれば、直接毛根を破壊するので毛が生えてなくても脱毛は可能ですが痛いです。)

医療脱毛で間隔を空けるのは、毛には「毛周期」という毛の生え替わりのサイクルがあるためです。

また、照射の間隔を空けるのは、肌へのダメージを防ぐ意味もあります。

医療用のレーザーは効果を実感しやすい分パワーも強いので、肌への負担があります。

照射後に赤みや炎症が出ることも稀にあり、治るまで数日様子を見たり、軟膏を塗ったりして対処します。

そのようなケースは少なめではありますが、見た目にわからなくても、強いパワーのレーザーを短期間に何度も当てるのが肌に良くないのは、なんとなく想像していただけると思います。

毛周期を無視して通っても効果は薄く、詰めてたくさん通えば早く終わるというわけではないので、注意してください。

 

成長期の毛にレーザー照射しないと意味がありません

理論的には、前述の表の様になりますが、実際の脱毛では、理想通りいかないこともありますので、以下の点を考慮しながら、自分なりの脱毛間隔を決めるようにして下さい。

  • 脱毛間隔は期間を空けても問題はありませんが、毛量が多くなりすぎるとレーザーのパワーが分散する可能性あり、生えている毛全てを脱毛できないことがあります。
  • 蓄熱式は産毛向き、熱破壊式はレーザーの種類にも依存しますが剛毛向きの脱毛機なので、実際の毛の映え具合により脱毛機を替える様にして下さい。
  • 医療脱毛では成長期の毛に照射することで効果が発揮されるので、成長期のタイミングを見計らって脱毛するように心がけて下さい。
  • 毛の成長速度はホルモン等の状態にも依存するので、ホルモンのバランスを崩している場合には、異なる脱毛周期を検討する必要があります。
  • 日焼けや肌荒れ等が発生した場合には脱毛できないことがありますので、十分ケアを行なう様にして下さい。

 

毛が生える仕組みと医療レーザーとの関係

それでは、前述した表の「最適な脱毛タイミング」がどの様に決められたのかについてご説明します。

毛が生える仕組み

先ずは、毛がどのようにして生えてくるのかを知る必要があります。

毛は、毛球部の「毛母細胞」「毛乳頭」「毛細血管」の3つの組織が作用しあって作られます。

毛細血管はその名の通り血管で、栄養が届けられる管(くだ)の役割をしています。この毛細血管から栄養が毛乳頭に送られ、毛乳頭から栄養が毛母細胞に送られます。

栄養をもらった毛母細胞は細胞分裂を繰り返し毛を作ります。また毛乳頭は、栄養だけでなく信号も毛母細胞に送ります。信号が伝えられることにより、毛母細胞の細胞分裂がコントロールされ、毛量が決まります。

 

医療レーザーの反応

毛母細胞の周りには、メラニン色素という色素細胞とメラノサイトというメラニンを産生する組織があります。このメラニン色素は、「黒色」をしていることが特徴です。

メラニン色素は髪の色にも影響を与えます。日本人の黒髪が多い方が多いのは、このメラニン色素の影響によるものです。

医療レーザー脱毛のレーザーは黒色のみに反応するレーザーを使用しているので、肌には反応せず、黒色のメラニン色素のみに反応するため、皮膚の上からでも、皮膚の下にあるメラニン色素にアプローチすることができます。

メラニン色素にレーザーの熱を当てると、メラニン色素が熱を持ち、隣接する毛母細胞に熱を与えます。これにより、毛母細胞は熱によって熱変性を起こし、細胞分裂を停止してしまいます。

影響を受けた毛母細胞は、細胞分裂しない為、健康な毛を作らなくなり、組織とつながる力がなくなり抜け落ちます。

毛が作られなくなった毛母細胞には、新たな毛が生えてこなくなるので、結果的に毛がない、永久脱毛に近づきます。

但し、影響を受けなかった毛母細胞は、毛を作るので完全に永久脱毛するには、何回も実施する必要があります。

 

毛周期とは?

人間の体に生えている毛は、「毛周期(もうしゅうき)」というサイクルによって、生え変わりしています。毛周期は大きく分けて「成長初期」、「成長期」、「退行期」、「休止期」の4つの段階に分けられます。

 

成長初期

成長初期では、毛はまだ皮膚の中に埋もれています。目には見えませんが、皮膚の中で毛母細胞が活動を始めた状態です。

 

成長期

成長期になると、毛母細胞の細胞分裂が活発になり、毛球が作られ、血液によって運ばれてくる栄養分を毛球が取り込み、体毛が皮膚の外側まで伸びていき、次第に毛は長く太くなっていきます。
尚、「成長期」の毛は、全体の毛の20%程度になります。

医療レーザー脱毛は、この「成長期」を狙い脱毛することで、多くの毛を脱毛することができます。

 

退行期

退行期になると、毛母細胞の増殖が止まります。また、毛母細胞に栄養を与えていた毛乳頭が小さくなって、毛母細胞と毛乳頭に隙間が生まれ、毛が抜けやすくなります。

 

休止期

休止期では、後退期よりも毛母細胞と毛乳頭の位置が離れます。休止期の毛は、自然に抜け落ちるくらいに弱くなり、次の成長期への準備に入ります。

 

毛周期より遅れて脱毛するとどうなるの?

脱毛施術の間隔があきすぎても、特に問題はありませんが、毛が生えすぎると密度が濃くなり、レーザー出力の効果が十分得られないことがあります。

照射間隔が空くと、その分毛も多く生え揃います。この時、生えてきた毛をすべて脱毛できるとは限りません。

どういうことかと言うと、レーザーは熱が分散するので、毛量が多いと(反応するメラニン色素が多いと)一部の毛に対しての効果が薄れる場合があります

例えば、VIO脱毛や髪の毛の生え際の脱毛など、毛が密集しているところはこのことを実感しやすいです。

毛が多い→レーザーのパワーが分散→一部の毛への脱毛効果が薄れる可能性あり、ということなので、毛周期に合わせてある程度の毛量が生えてきた段階で施術を受けるのが、やはり効果を最大限に出せるとは思います。

また、間隔が空くことで自動的に脱毛完了までの期間も長くなるので、早く脱毛を終わらせたい人は特に毛周期に合わせて予約を取り、通うようにしてください。

 

まとめ

今回の記事では、効率的な医療脱毛の間隔についてご説明しました。

  • 医療脱毛は2~3か月間隔(毛周期の間隔)が効果的
  • 5回目以降は毛がある程度生え揃ってから実施することでOK
  • タイミングが早すぎると余り毛が生えてないので効果が薄い
  • タイミングが遅れても無駄にはならないが、脱毛終了までの期間が長引く
  • 適切な脱毛間隔は、毛周期に基づいて決める必要がある

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