あなたは、体調大丈夫ですか?
もし、あなたが脱毛を考えているなら、女性のホルモンバランスの乱れについて知っておく必要があります。
女性のホルモンバランスは、体調変化に深く関わるだけでなく、体毛にも大きく関係しているのです。
この記事では、そんなホルモンと体毛の関係についてご説明させて頂きます。
女性ホルモンと毛の関係について
体毛は毛根にある毛の素の毛母細胞から生えてきますが、性ホルモンを中心としたホルモンや遺伝的要因などが、毛の発育に大きく影響を与えています。
女性ホルモンのバランスは、思春期から更年期にかけて変化していきます。また生活習慣にも影響を受けます。
生活習慣は自分でコントロールできるものですが、ホルモンバランスや遺伝的要因は自分で変えることはできません。
女性に分泌される性ホルモンの役割について
女性は、主に卵巣で、女性ホルモンである「エストロゲン」と「プロゲステロン」が分泌されます。
又、男性の1/10程度ではありますが、男性ホルモンである「テストステロン」は、副腎から分泌されます。
尚「テストステロン」は、筋肉や骨の発達、皮脂の分泌促進、体毛の発育促進、性欲の向上、内臓脂肪の抑制などの役割を担っています。
エストロゲンとは?
「エストロゲン」は、生殖機能を維持するためのホルモンですが、体の中で肌や髪の潤いを守り「女性らしいカラダづくり」をする働きを持っています。
又、「エストロゲン」は、毛を生成する働きがあり、主に、太くしっかりした髪の毛をつくり、成長を促す働きがあります。
体毛は、無性毛と性毛(男性毛・両性毛)に分かれており、「エストロゲン」は無性毛と両性毛に分類される毛の生成をします。
無性毛に分類されるものとしては、髪の毛、眉毛、まつ毛、手足の毛など、生まれた時からもともと生えていた体毛になります。
又、両性毛に分類されるものとしては、主に、思春期を経験した頃から生えてくる毛であり、腋毛やVIOの体毛になります。両性毛は、男性ホルモン、女性ホルモンどちらの影響も受けて生えてくる毛です。
更に、男性毛に分類されるものとしては、主に、ひげ、胸毛、おへその下、背中の毛、手足の硬い部分などに生える毛であり、女性が余り意識しない体毛になります。
尚、「エストロゲン」は、毛を生成するだけでなく、毛の成長期を促進する働きもあります。
プロゲステロンとは?
「プロゲステロン」は、排卵直後から分泌量が増える、妊娠の準備のためのホルモンであると共に、基礎体温を上げ、受精卵が着床しやすいように子宮内膜を安定させ、乳腺を発達させる働きがあります。
一方で、男性にとっては、精子の生産を制限し、高い筋肉量や勃起能力といった「男性的」な特徴を弱める作用がある非常に危険なホルモンでもあります。
女性ホルモンのバランスとは?
女性は、以下の図の様に「エストロゲン」と「プロゲステロン」のバランスを上手に取りながら、生活してくことが必要となります。
ホルモンのバランスを崩してしまうと、つらい生理不順や、肌荒れ、むくみ、肥満などの美容面にも悪影響を及ぼしてしまいます。
閉経後の女性ホルモンのバランスとは?
閉経後は、卵巣からのホルモン分泌は停止し、副腎で「テストステロン」と「プロゲステロン」が分泌されます。
「エストロゲン」は、アロマターゼという酵素の働きにより、「テストステロン」から「エストロゲン」に転換され生成されますので、分泌量が減ります。
女性は、更年期になると、「エストロゲン」の分泌量が急激に変化するので、ホルモンバランスが崩れ、以下の様な様々な障害が発生します。
- ほてりと発汗(ホットフラッシュ)、冷え
- めまい、頭痛、疲労感、動悸、息切れ
- イライラ、不安、不眠、憂鬱
体毛と、女性ホルモンと男性ホルモンのバランスの関係
体毛に関しては、「エストロゲン」が前頭部と頭頂部以外の髪の毛、VIO、脇毛等を生成しており、残りは「テストステロン」が生成しています。
以下の図を観て頂くと、更年期には、女性ホルモンと男性ホルモンのバランスが大きく乱れていることが解るかと思います。
又、体毛の成長については、「エストロゲン」が毛周期の成長期を維持する働きがあります。
尚、毛周期の詳細な説明は以下を参照して下さい。
通常毛の寿命は4年~6年程度ですが、髪の毛は「エストロゲン」のおかげで、長い期間抜けることなく成長して綺麗な髪質を維持しています。
しかしながら、この男性ホルモンと女性ホルモンのバランスが乱れてしまうと、抜毛が発生したり、中年の男性のように、お腹がぽっこり出てきて、生え際が後退し前髪や頭頂部に毛髪ボリュームを失うなどが発生します。
「テストステロン」の分泌量が多くなると、ひげや背中、胸毛など男性毛が濃くなったりします。
又、「エストロゲン」が少なくなると、抜毛が大量に発生したりします。
ホルモンバランスが乱れる原因としては、月経や加齢の他に、食生活の乱れ、自律神経の乱れ、アルコールなどがあります。
食事の内容が肉類や脂質の多いものに偏ると、テストステロンが増える傾向があります。コレステロールが増えて肥満や脂質異常症の原因にもなるため、バランスのよい食事を心がけましょう。
ストレスにより、イライラしたり、怒りやすくなったりすると、テストステロンが活性化してホルモンバランスが乱れ、体毛が濃くなることがあります。
体内にアルコールが入ると、エストロゲンの働きを低下させ、毛の成長期を維持できなくなり、抜毛が発生することがあります。
大量なお酒は、お控え下さいね。
医療脱毛とホルモンとの関係
ピルを飲んでいるけど脱毛できる?
脱毛サロンやエステでは、ピルを飲んでいると施術を断る場合があります。
これは、ホルモンバランスが乱れている状態だと脱毛時に痛みや色素沈着、肌トラブル等が起こりやすく、トラブルに成り易いためだそうです。
以下では、医療脱毛クリニックにてピルを飲んでいても脱毛できるかどうかを示します。
医療脱毛クリニックでのピルに対する対応
医療脱毛クリニックであれば、ドクターがカウンセリング時に状況のヒアリングを行って施術しても大丈夫か判断してくれます。
又、脱毛途中であっても施術する看護師さんにご相談すれば、適切な回答を頂けます。
一般的には、医療脱毛クリニックではピルを服用しているからということで施術を断られることはありません。
最悪、施術中や施術後に何か問題があったとしても、適切な対応を実施して貰えます。
しかしながら、流石に妊娠中の脱毛については受け付けていない医療脱毛クリニックが多い様です。
脱毛施術中の痛みについて
女性ホルモンの一つ「プロゲステロン(黄体ホルモン)」が増加すると、肌が敏感になって刺激を感じやすくなることがあります。
プロゲステロンは生理前に分泌が増えるホルモンなので、生理前に脱毛時の痛みを感じやすくなる人もいるでしょう。
痛みについては、状況により、出力レベルを変更したり、脱毛機を変更したり、麻酔を使用したりして痛みを和らげることが可能です。
事前にカウンセリングなどで、契約前に痛みの相談に対応いただけるかを確認しておきましょう。
ピル服用中の制限事項
ピルには生理周期が安定するという副効用があり、休薬期間中に出血が起こります。
厳密には「消退出血」と呼ばれるものですが、基本的には生理と同様です。
出血中は衛生上の問題からVIOやヒップなどデリケートゾーンの施術は受けられません。
VIOやヒップ以外であれば施術が可能ですが、肌が敏感になって痛みを感じやすくなるので、可能であれば施術を避けたほうがよいでしょう。
ピルの飲み忘れなどにより生理日がズレるケースもあるので、念のためキャンセル料がかからないクリニックを選ぶのがおすすめです。
まとめ
この記事のポイント
- 女性ホルモンには「エストロゲン」と「プロゲステロン」が存在する。
- 女性にも男性ホルモンである「テストステロン」が存在する。
- 「エストロゲン」と「テストステロン」は毛を生成する性質がある。
- 「エストロゲン」は髪の毛、「テストステロン」は体毛を成長させる。
- 「エストロゲン」は毛周期の成長期を維持する働きがある。
- 女性ホルモンと男性ホルモンのバランスは非常に重要
- 医療脱毛は、ピルを飲んでいても大丈夫
医療脱毛クリニックでは、一般的に、ホルモンバランスが乱れているからといって施術を断られることはありません。但し、姙娠中や施術部位が生理中の場合には、施術を断られます。
そうは言っても、ホルモンバランスが狂っていて施術をキャンセルしたい場合もあるかもしれませんので、当日キャンセルが可能なクリニックを選ぶ様にしましょう。
アリシアクリニックでは、当日キャンセルが可能で、キャンセル料も発生しません。
また、痛みに対しても3台の異なる性質を持つ脱毛機を用意しているので安心です。
アリシアクリニックの詳細については、以下でご紹介していますので、是非とも参照して下さい。